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北見裕介さん

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同志社大学政策学部 北見裕介さん

profile
同志社大学政策学部2回生。2月にアントレターンを開始、2005年5月現在4ヶ月目。同志社大学通信の第一期生特集に掲載されるなど、大学の中でも注目を浴びている北見さん。高校時代には生徒会長をつとめ、大学ではテニスサークル・勉強・アントレターンと日々充実した毎日を送っている。

北見祐介さん

楽しくて仕方がない!

「楽しくて仕方がありません!」と話す北見さん。今フリースタイルカフェという会社でeコマース(インターネット上での商店)用メルマガの発行、画像編集、データベースの整理などをやっておられます。
「大学で提供されているインターンシップってもうプログラム内容がかっちり決まっているんですね。ですけどアントレターンの場合、学生はこれをするというプログラムが明確に決まっているわけではないです。そこがリアルな社会でありおもしろいところですね。」実際、北見さんにアントレターンが始まってからの自分のモチベーションのグラフを書いてもらうと分かるのですが、常に高いモチベーションを維持されています。

メールマガジンを初めてほめられました!

なぜ、北見さんがそれほどアントレターンを楽しく活用されているのか、その理由を知るべく、現在の仕事の内容に関して聞きました。
「フリースタイルカフェでの仕事って知らないことがいっぱいあります。画像編集にしたりWebサイトの作り方にしたり、ようやく仕事に慣れてきてもまた次の新しい知識が要求されていたちごっこです。なのでいつも勉強しているという感じですが、この前初めて僕の作ったメールマガジンをほめられました!」

北見祐介さん

「メールマガジンでいきなり商品を売りつけるのではなくて、自分の体験をまず語って後で商品を売る方向に持っていったのがよかったみたいです。塾の講師としてのアルバイトで、国語を教えていたのも幸いでした。」

大学に入って初めてパソコンを触り始めた北見さん。文系の方にとって、web作成や画像編集などは非常に難しいようです。「僕はたぶん営業が向いています。ですから営業をしたらすごい成績を出せるでしょうけど、あえて苦手なパソコンのスキルを身につけようとこの業種でアントレターンをしています。」という北見さん。四苦八苦しながらも目的意識をもって日々の活動に取り組んでいることがアントレターンを充実させるためのひとつの鍵なのかもしれません。

アントレターンが終わった段階で勉強し直せると感じた

ところで、なぜアントレターンを始めたのか。その動機について聞いてみました。
「まず、学校がぬるま湯と感じたんです。学校にいても同じような年代の人たちが集まっていて、そこで『できる人』と認められてもしかたがないと思いました。実際、同志社大学通信の特集に載ったせいかまわりの人からできる人みたいに思われてしまっていて、僕は学部の中ではかなり有名な方だと思います。なので、大人の中でやりたかった。社会の中で自分は何ができて、何を足したら必要な人材になれるのかどうか知りたかったんです。6ヶ月という長期インターンが終わった時点で、大学に戻って勉強し直せると考えていました。」

「後、学生社長になるのもいいのでは?と考えましたね。アルバイトをずっとしていてもお金を稼げるだけです。いわば(自分の)時間を売っています。誰でもできる単純作業です。ですけど、アントレターンを始めとする長期実践型インターンシップは違います。(自分の)能力を売っています。能力がもらえるお金に反映されます。今、5万円が8万円になるより、将来100万円を稼げる力を身につけたいんです。」

上記のことはどの学生さんもよくおっしゃっていることです。学生の間は、仮に起業をして失敗したとしても大学に戻ってくることができます。そんな保険を社会は用意してくれています。北見さんの話を聞いていて、そのような学生時代に何を考えどう行動するか、大事なことだと感じました。

広告の仕事をもっとやりたいと思うようになりました。

北見祐介さん

「アントレターンをやる前は消費者、ふつうの一般市民でした。ですけど、アントレターンをやりだしてから、広告の仕事をもっとやりたいと思いました。人にどうやったら買ってもらえるのか、どうやったら売れるのか考えるようになりました。商売っているのが何か分かったような気がします。商売っていうのは全然かっこよくなく、ただ売るということなんやなって。ただ単に貪欲に売る。

「ネットショッピングの利点って何か分かりますか?お店に商品を陳列する方が売る側にとっては楽です。ですけど、商品をインターネット上に載せることで、お客さんは楽に商品を届けてもらうことができます。それが大きな利点です。ただ、その裏でサイト等を構築している人たちはとてもアナログ的な仕事をしています。単純作業が多いです。店に並べるより10倍手間がかかります。」

アントレターンのように社会に出て、本気で仕事に取り組んでみることでやはり見えてくるものはあるようです。それでは、アントレターンを始めて悪かった点は何だろうと思って聞いてみました。「うーん、やっぱりふつうの大学生でなくなってしまうことです。モノの見方がシビアになりました。周りの人たちが甘いなと感じるようにもなりました。あと、時間の制約ですね。友達と遊ぶ時間があまりなくなりました。まあ、逆にその分、たまに飲み会とか大学生らしいことをするととても楽しいんですが(笑)」

「アントレターンっていわば社会のお試しセットです。アントレターンをすることで「売る」ということの世界の見方が変わりました。学生気分が一気に抜けました。」

10年後には会社を立ち上げたい

北見さんは自分の将来をどのように描いているのか聞いてみました。「そうですね。僕はどんな場所で、何をしていても楽しめる人間なんです。パソコンやインターネットが10年後、20年後も今のような隆盛を続けているのか疑問です。今のフリースタイルカフェでの仕事を生涯の仕事にしようとは思いません。」

「10年後には会社を立ち上げたいです。ネットに限るわけではなく業種は絞っていません。会社を立ち上げる前に大企業に就職して大企業の論理を知りたいです。自分の会社が大企業とうまく付き合えるように。弁護士やプログラマーのような専門的な力を持つ人たちをうまくまとめることができる人、そういう人たちのリーダーになりたいです。あるいはコピーライターでもいいです。コピーライターになって民間登用で大臣になるっていうのもありですね。今は会社を立ち上げるかコピーライターになるかという風に考えています。

発想は経験がないとできません!

北見祐介さん

最後にアントレターンに興味がある人向けにメッセージをもらいました。「そうですね、初めてみないと始まらない、とりあえず始めるということです。時間的なことはけっこうなんとかなります。(アントレターンは)これまで経験したことのない世界。完全な学びの場でなく、吸収できると同時に(学んできたことを)放出できます。」

「就職をするためにインターンシップをやってほしくないです。アントレターンって化粧品の最初のサンプルみたいなものです。社会のお試しセット。受け入れ先の企業の業種や仕事が向いていると思わなくてもやったらいいです。自分がやっぱりそこには向いてないんだなということが分かりますし、もしかしたら意外な一面を発見できるかもしれません。一度くらい本気になって忙しくならないと。社会に出る前に一回ぐらいきついことを経験してもいいと思います。」

今の自分に点数をつけるとしたら何点ぐらいですか?と聞いたところ、「うーん、大学生としては80点ぐらい。他の学生には負けないという気持ちがあります。ただ、社会ではまだまだです。市場からは40点ぐらいの評価だと思います。」と答えてくださった北見さん。今の自分にある程度の自信は持っていながらも、さらに成長するため毎日を忙しく過ごしておられる北見さんから、目的意識を持ってチャレンジすることの大切さを学ばせていただきました。

2005年5月4日取材
インタビューアー:福嶋祥太


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